確かに童貞からしたら最強の設定。
美人なのに変な人。素敵すぎますね。
港区女子の見た目で無駄美人だったらと想像するとわかりやすいと思う。
私は港区女子の見た目もマインドも好きです。変じゃなくても素敵です。
なぜかSNSで多いモテない男と港区女子の不毛な戦い。ただ違う世界なだけで国境はないImagine。
話がずれました。無駄美人というワードはやはりあの漫画の作品からなのだろうか。
ちはやふる 綾瀬千早
はじめて見たのはアニメだった。あの2巻1話のポスタープスプスで心打たれました。
美人の変な動き
美人の変な喋り
美人の足が速い
美人のスカートの下のジャージ
全てが魅力的なのだ。
本来なら残念で魂が向けたかのように落胆するスカートにジャージですら魅力なのだ。
本当に好きなキャラクター。
色々な作品を見てきた中でもトップクラスで好きな 無駄美人 綾瀬千早。
本当に魅力的なキャラクター。
いや、〝だった〟なのだ。
※ネタバレ含みます
メインの恋愛部分が最悪な結末を迎えた。
私は男性なので真島太一、綿谷新、木梨浩…誰と付き合おうがカップリングをしようが流れさえ良ければ構わなかった。
まさかあそこまで雑な告白シーンにするとは思いもしなかった。なにより作品だけでなく
綾瀬千早は無駄美人でフラフラしてても恋模様は丁寧に紡がれてきた。それが最後に不誠実なキャラクターになってしまった。
そこが悲しい。悲しすぎる。
あの結末にするぐらいなら
真島太一が過去の過ちと後悔をついに綾瀬千早に言った後にする、告白シーンで付き合ってほしかった。
私はこの告白シーンが作画もすごく良くて好きだった。
そうすればその後の無理矢理キスの第1激冷めポイントも無かった。
これが恋愛漫画ちはやふる。
しかしちはやふるにはスポーツ漫画としての側面があり、そのスポーツ漫画が神作品なのである。
ここからは漫画好きとして神スポーツ漫画ちはやふるをお届けします。
高校スポーツ漫画が一番大切なのはどの学年で初の全国大会出場、全国大会優勝させるかだと思います。
1年生で初優勝の場合
連載終了、2.3年生で優勝の3連覇、2年生で負けて3年生で再び優勝
2年生で初優勝の場合
連載終了、3年生で優勝の2連覇
3年生で初優勝の場合
連載終了
初優勝後連載終了や3連覇が基本だと思います。競技にもよりますが実際に全国優勝させると1年間で30巻はかかると思います。
恋愛を気にしないでスポーツ漫画として楽しみたい方は引き返してください。
※ネタバレ含みます
特にこの中で難しいのが2年生で初優勝+連載継続だと思います。2連覇も中途半端でなのでカタルシスにもっていくのが難しい。
ちはやふるはその2年生で優勝+連載継続をしています。そして3年生で負けます。
まず2年生での優勝がものすごく面白く、激熱。かるた以外はスパダリの、かるたの才能に勝てないところを努力で勝ち取ろうする姿や思いが、童貞から見たらいけ好かないキャラでも応援させる熱量があります。それぐらい読者を惹きつけてます。
そして問題の3年生編。ここで負けさせてフォーカスをライバル高校に変えます。
私自身は主人公(チーム)以外同士の試合があまり好きではない人間です。
そんな人間をも感動させてくれます。
今回は子供の頃からかるたに向き合うも決してかるたの神様は微笑まず、ただの当て馬だと思われていた順風満帆にいかなかった男が活躍します。その魅せ方が最高です。
彼は1巻から登場してます。
全てが繋がっています。
2年生で優勝、3年生で敗退これができるのもクイーン戦と恋愛があるからこそだと思います。そこまで見据えたロードマップは秀逸です。
ちはやふる
スポーツ漫画として最高の漫画です。